蜂の子の黒い部分は何?

蜂の子には白い透き通るような身体の中に黒い部分があります。蜂の子の内臓です。好みにもよりますが、この処理の仕方が蜂の子の味や香りを大きく作用します。今回は、蜂の子の内臓の処理方法や味についてご説明します。

独特の香りと苦みの蜂の子の内臓

ミツバチの蜂の子は栄養価の高いローヤルゼリーやハチミツを食べて育ちますので、クセや苦みがありません。スズメバチやアシナガバチなどの蜂の子の幼虫は成虫が運んでくる昆虫などを噛み砕いたものを餌にしていますので、内臓内の餌や代謝物が黒く見え、蜂の子独特のクセや苦みとなっています。成虫になる前のさなぎになると、何も食べませんので胃袋の中は空になります。蜂の子は生で食べるとおいしいという方もありますが、寄生虫や雑菌が含まれている可能性がありますので、加熱処理は必ず行ったほうがいいでしょう。

クセのない淡白な蜂の子

初心者の方は、内臓を取り除いた蜂の子から始めると食べやすくなります。クセや苦みがなくなりますので、クリーミーながら淡白な味わいになります。成虫に近いものはナッツのような風味ともいわれます。蜂の子の味に慣れた頃に内臓を含めたものを食べてみると、蜂の子を一層おいしく食べられるようになります。蜂の子の幼虫の内臓には餌として食べた昆虫やその代謝物が残っていますが、しっかりと加熱処理をすれば大丈夫です。少しずつ慣らして、蜂の子を無駄なく丸ごと楽しめるようになることも大切なことでしょう。

内臓の取り方

蜂の子の内臓を取り出す際、生のままでは頭だけちぎれ、蜂の子をつぶすだけになり、上手く取り出すことが難しいものです。はじめに、火が通る程度軽く茹でます。茹ですぎると、お湯の中で蜂の子が破裂しますので、茹ですぎないように注意が必要です。茹でたら、とがった先に見える黒い点が蜂の子の目ですから、この頭をちぎります。そして、蜂の子のお尻の方を軽くつまむと内臓が簡単に取り出せます。上手く取り出せない場合でも、お尻の方からつまみ出したり、縦に切り込みを入れて取り出すこともできます。

蜂の子は内臓を含めておいしく食べられるようになるのが命を頂く礼儀でもあります。まずは、クセや苦みのないおいしい蜂の子からはじめましょう。佃煮や甘露煮などは形に対する抵抗感もなくしてくれます。