蜂の子の漢方薬の効能

蜂の子は古くから薬効が知られ、約2000年前の中国最古の薬学書「神農本草経」の中でも最上級の生薬とされていました。今回は、その「神農本草経」や明代の「本草綱目」、現代の漢方薬に、どのような効能で使われているのかについてご説明します。

神農本草経

神農本草経の中では最上級の上品(じょうほん)にランクされ、生命の維持や健康増進に効果のある無害で長期間服用しても問題のない薬とされていました。頭痛、虚弱体質、内臓機能低下などの改善に効果があり、滋養強壮に優れているとされています。また、長期間服用すると、肌にツヤが生まれ、顔色もよくなり、老化予防にも効果があることも知られていました。健康効果だけではなく、美容効果があることもすでに知られていたということです。

本草綱目

16世紀の中国明代の薬効のある植物や動物について編纂された本草綱目では、昆虫編の中に蜂の子についての記述があります。そこには、神農本草経に記された効能に加え、心腹痛、黄疸、皮膚の感染症、風疹、便秘、梅毒、婦人科疾患など多くの効能が記されています。

現代の漢方薬

医学が進んだ現代では、医師や生化学者、薬剤師などの臨床経験や研究報告に基づいて集約された書籍があります。そこでは、病後の回復やくる病、倦怠、神経衰弱、心臓疾患、腎臓疾患、精力減退などに高い効果があるとされています。
また、市販されている漢方薬にも蜂の子が利用されています。その効能を見ると、ひどい疲労や倦怠感があり、頻尿、口の渇き、手足の冷えや熱感がある症状に効果があるとされています。その症状とは、腎炎、糖尿病、陰萎(インポテンツや精力減退)、坐骨神経痛、腰痛、しびれ、脚気、膀胱カタル、軽度の尿漏れ、排尿困難、むくみ、前立腺肥大、高血圧に伴う肩こりや耳鳴りなど多くの症状に効果があります。

蜂の子は古くから薬効が知られ、様々な用途に利用されてきました。現代では、研究が進むにつれて、より多くの効果が確認されています。生の蜂の子を毎日食べることは難しいものですが、手軽なサプリなどを利用して健康増進に努めてみてはいかがでしょうか。

【参考URL】
漢方薬としての蜂の子
http://www.sgvcbsa.org/programs/camping/holcomb-valley-scout-reservation/
蜂の子には漢方薬もある
http://www.calgold.com/water/Default.asp