蜂の子はどこで買うことができる?
蜂の子は、古くから貴重なタンパク源として世界各国で親しまれてきた食材です。淡泊な味わいで、佃煮や甘露煮のほか、炒め物にすることでご飯やお酒にもよく合います。ここでは、蜂の子はどこで購入できるのかをご紹介しましょう。
蜂の子を手に入れる方法
市場で流通している蜂の子は、スズメバチやミツバチの幼虫です。環境や蜂の健康状態などさまざまな要素に左右されるため、どうしても採取量にバラつきが出てきます。そのため、希少価値が高く、スーパーやコンビニではまず見かけることはありません。
蜂の子を手に入れるには、ネット通販・蜂の子の産地へ足を運ぶ・蜂の子料理が浸透しているタイに行ってみるといった方法があります。
ネット通販
蜂の子を購入するならば、やはりネット通販が一番でしょう。スーパーでは見かけない蜂の子でも、ネット通販では缶詰に入った蜂の子の佃煮・甘露煮や、冷凍蜂の子など豊富なラインナップが揃っています。
缶詰やビン詰の蜂の子は消費期限が長いため、年間を通して購入可能です。しかし、冷凍蜂の子の場合は消費期限が短く、蜂の子を採取する9月~11月頃しか販売していないメーカーもあります。品質の高い蜂の子を購入したい場合は、8月頃からメーカーに予約を入れておくのが良いでしょう。
蜂の子の産地へ足を運ぶ
日本では、長野県や岐阜県などの信州地方、岡山県や宮崎県の山間部が蜂の子の採取地です。特に岐阜県恵那市では、毎年11月に「へぼ祭り」と呼ばれるお祭りが開催されています。へぼとは、信州地方でのスズメバチの呼び名のことで、参加者が育てたスズメバチの巣を持ち寄って大きさを競い合うのです。ここでは、冷凍の蜂の子やビン詰の甘露煮も購入することができます。他にも、参加者達が採取したばかりの蜂の子を使った炊き込みご飯や炒め物などの料理も楽しめるのです。
また、数は多くないものの、長野県や宮崎県の山間部には蜂の子料理を提供しているお店もあります。
タイではレストランのメニューとして浸透している
タイでは、昆虫食が文化として浸透しており、高級ホテルのメニューにも蜂の子料理が載っているケースもあります。
また、国道沿いに並ぶ屋台では、プロのハンターが採取した15センチほどの大きさのミツバチの巣が販売されていることもあり、中には蜂の子もたっぷり入っているのです。このミツバチの巣をバナナの葉で包み、蒸し焼きにして提供されます。
まとめ
蜂の子は、スーパーでは見かける機会がないため、ネット通販で購入するのが主流です。また、信州地方や宮崎県では蜂の子料理を提供しているお店もあります。昆虫食が広く普及しているタイでは、蜂の子を楽しめる機会も多いでしょう。
蜂の子は、希少価値があるため高価になりがちですが、美味しくて健康効果も高い食材なのです。