蜂の子の旬
蜂の子は、佃煮や甘露煮のほか、サプリメントの商品も販売されており、年間通して美味しく召し上がっていただくことができます。ですが、新鮮な旬の蜂の子を味わってみたい方も多いことでしょう。今回は、蜂の子をより美味しく食べられる旬の季節についてご紹介します。
蜂の子の旬はいつ?
市場で流通している蜂の子は、主にスズメバチやミツバチの幼虫が使用されています。ただし、スズメバチとミツバチでは、生態の違いから蜂の子の旬の時期も異なっているのです。
スズメバチ
市場で流通している蜂の子の佃煮や甘露煮は、スズメバチの幼虫を使用している商品が多くなっています。そのため、蜂の子というとスズメバチの幼虫と認識されやすいのです。
スズメバチは、夏になると巣が大きくなり、幼虫を育てるために働きバチが活発に動き回るようになります。蜂の子が多く採れるのは8月~10月頃です。特に、9月の中頃は、蜂の子が一番多く詰まっているともいわれます。
また、信州地方ではスズメバチの巣を見つける作業を「すがり追い」と呼び、秋の風物詩として有名です。
ミツバチ
ミツバチの幼虫は、働きバチから花粉やハチミツ・ローヤルゼリーを与えられて育ちます。そのため、蜂の子の旬の時期は、花々が咲き誇る4月~6月頃になるのです。
ただし、ミツバチの蜂の子は小さくて潰れやすく、スズメバチに比べると流通量はやや少なめになります。
旬の蜂の子を楽しむ方法は?
旬の蜂の子を手に入れるには、ネットの予約販売を利用するのが良いでしょう。店舗によっては、毎年9月頃になるとスズメバチの蜂の子の予約を受け付けているところもあります。ミツバチの蜂の子も、旬の季節を過ぎると品切れになる場合が多いです。
また、信州地方では毎年秋になると蜂の子を使ったお祭りを開催している地域もあります。採れたばかりの新鮮なスズメバチの蜂の子を使った炊き込みご飯や甘露煮を味わえるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
蜂の子は、主にスズメバチやミツバチの幼虫が使用されています。スズメバチの蜂の子の旬は8月~10月頃です。ミツバチの場合は花々の豊富な4月~6月頃に多く採取できます。蜂の子は貴重な食品のため、旬の季節を過ぎると在庫切れになってしまう場合もあるので注意しましょう。
旬の季節には、新鮮で栄養豊富な蜂の子を味わってみてはいかがでしょうか?