妊娠中でも蜂の子は食べていいの?

蜂の子を食べると体調が良くなることや、風邪を引きにくくなる効果が認められています。特に妊娠中の方は、体調が不安定になりがちで、蜂の子を試してみたいとお考えの方も多いでしょう。ここでは、妊娠中に蜂の子を摂取しても問題が無いのかどうかを解説していきます。

生で食べない限りは問題ない

蜂の子の商品は、主に缶詰に入った佃煮や甘露煮のほか、粉末状に加工した蜂の子を用いたサプリメントが主流です。また、数は少ないものの、生の蜂の子を冷凍で販売しているメーカーも見られます。

蜂の子は淡泊でほのかな甘味があり、日本でも地方によっては生で食べる文化もあるとされる食品です。ただし、生のままだと、稀に土壌由来の菌が付着しているケースもあります。特に妊娠中の方や高齢の方は、菌に感染するリスクが高くなるため、生の状態で食べるのは避けてください。妊娠中の方が蜂の子を摂取する際は、加熱調理されている佃煮や甘露煮か、含有成分を明記している信頼度の高いメーカーのサプリメントを購入しましょう。

蜂の子は妊娠中の栄養補給におすすめ

1日に必要なカロリーは、20代~40代の一般女性の場合、約2000kcalとされています。しかし、妊娠初期の頃は50kcal、胎児が大きくなった妊娠8か月頃には450kcalほど多めのカロリーが必要です。

日本食品標準成分表によれば、蜂の子(缶詰)のカロリーは100gあたり250kcalとされています。これは牛肉肩ロースと同じくらいのカロリーなので、蜂の子は比較的高カロリーな食品といえるでしょう。ご飯に蜂の子の佃煮を乗せてカロリーアップするのもおすすめです。

また、蜂の子にはビタミンB群・ミネラルなど妊娠中に積極的に摂りたい栄養素が幅広く含まれています。ただし、蜂の子だけでは1日の摂取目安量をクリアすることはできません。肉・魚介類・野菜・卵などバランスの良い食事に加えて、蜂の子を取り入れるようにしましょう。

蜂の子に含まれる栄養素について、もっと詳しく知りたい方はこちらへ。

ビタミンB群

ビタミンB群の中でも葉酸は、細胞内のDNAの合成に必要な栄養素です。胎児の細胞分裂を支えて健やかな成長を促してくれるため、妊娠初期に積極的に摂るように推奨されています。

またビタミンB6は、アミノ酸やタンパク質の代謝を助けて、妊娠初期に見られる「つわり」の症状を軽くする効果が期待できるのです。

ミネラル

現代は加工食品が普及しており、生野菜や魚の摂取量が減ったことで、慢性的なミネラル不足になっている方も少なくありません。

蜂の子に含まれるカルシウムは、胎児の丈夫な歯や骨を形成するのに必要なミネラルです。強く健康な体で生まれてきてもらうために、意識してカルシウムを摂取しましょう。

また鉄分は、造血作用があるため貧血の予防・改善に効果があります。妊娠中は胎児へ優先的に栄養が送られることで貧血のリスクが高まるため、積極的に摂り入れたい栄養素です。

蜂の子の貧血への効果について、もっと詳しく知りたい方はこちらへ。

まとめ

蜂の子は、ビタミンB群・ミネラルなど不足しやすい栄養素を幅広く含むため、妊娠中の栄養補給におすすめできる食品です。妊娠中に蜂の子を摂取する場合は、生の状態で食べるのは避け、加熱調理済みの佃煮や甘露煮、あるいはサプリメントを選びましょう。

現在妊娠されている方は、蜂の子を摂取して良いか、念のためお医者様に確認するようにしましょう。デリケートな妊娠中は、安心して摂取していただくのが健康にとって何よりも大切なことです。