蜂の子の旬は?

生きた蜂の子を採集するには旬があります。8月後半から11月初旬頃までの秋が旬といわれますが、蜂の種類によっても多少違いがあり、地域ごとの気候によっても違います。今回は、蜂の子の旬についてご説明します。

スズメバチ

蜂の子として最も多く食用にされるスズメバチの活動は1年未満です。冬を越すことができるのは新しく生まれた女王蜂だけで、他の働き蜂などは冬の寒さや寿命で死んでしまします。その活動の最も盛んな時期は繁殖期の秋です。巣も大きくなり50㎝以上にもなり、大きいものでは1mほどにもなるといいます。スズメバチの種類ごとに見ると、下記の通りです。

  • オオスズメバチ……8~10月頃
  • キイロスズメバチ…7~10月頃
  • ヒメスズメバチ……8~9月頃

この時期は働き蜂が成長し活動を始めると、巣も大きくなります。蜂は基本的に攻撃しなければ、攻撃してくることは少ないのですが、この時期は蜂の子の成長と連動するように攻撃性が高くなり、巣に近づくことは危険です。しかし、栄養をたっぷり含んだ蜂の子が最もたくさん採集できるおいしい季節でもあります。

アシナガバチ

アシナガバチも食用とはされますが、巣は小さく、ひとつの巣からはそれほど多くの蜂の子を採取することはできません。ただし、性格的におとなしく機敏ではないため、比較的採集しやすい蜂です。アシナガバチの活動期間は9月頃までと短いため、旬も7~8月頃と短期間です。

ミツバチ

ミツバチは1年を通して活動していますが、蜂の子は春や秋の花のシーズンが旬になります。花から集めた蜜が蜂の子の栄養となりますので、春は4~6月頃、秋は8~10月頃となります。しかし、ミツバチはハチミツやローヤルゼリーの生産にかかわっていますので、その生産にも影響が出る可能性があるため食用には利用されていません。

蜂の子の旬は蜂の攻撃性も高くなる時期です。不用意に近づかなければ攻撃はされませんが、蜂の子採集が目的であれば、防護服などは用意したほうがいいでしょう。比較的おとなしい蜂でも毒性はありますので危険です。とくに、アレルギーのある方は注意が必要です。