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蜂の子が耳鳴りを改善する

耳鳴りは、本人にしか聞こえないため周囲から理解されにくく、集中力の低下や不眠にも繋がってしまうこともある厄介な症状です。従来は、高齢の方に多く見られましたが、ストレスの多い現代社会では若い方でも見られるようになっています。そんな厄介な耳鳴りに効き目のある健康食品として、蜂の子に注目が集まっているのです。

蜂の子は耳鳴りに効く健康食品

耳鳴りが発症するメカニズムは、2018年時点でまだ完全に解明されているわけではありません。ただし、耳の奥で空気信号を電気信号に変換する「蝸牛(かぎゅう)」という器官に、ストレスや自律神経の乱れで異常が発生することが、耳鳴りの原因として有力視されています。

蜂の子は、ストレスを軽減するほか、自律神経のバランスを整える効果のある栄養素がたっぷり含まれており、耳鳴りに効く健康食品とされているのです。

興奮を和らげる「セロトニン」の材料となる必須アミノ酸

蜂の子には、ヒトの体内で合成することができず食品から摂取しなければならない9種類の必須アミノ酸が全て含まれています。必須アミノ酸の中でも注目したいのが「トリプトファン」です。トリプトファンは、興奮した神経を鎮めて心を穏やかにする神経伝達物質・セロトニンを作る際に必要になります。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、十分に分泌されることで自律神経を整え、睡眠の質の向上にも繋がるのです。

蜂の子を継続的に摂取することで、トリプトファンを含む必須アミノ酸をバランス良く補給し、耳鳴り対策に役立てることができます。

神経系を正常に保つビタミンB群

蜂の子には、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は、脳や神経のエネルギーとなるブドウ糖の代謝に欠かせない栄養素です。耳回りの神経にエネルギーを与えるために、耳鳴りの薬としてもビタミンB剤が処方されています。

耳の機能と関わりの深いミネラル

蜂の子には、亜鉛やカルシウムなど、現代人の食生活で不足しがちなミネラルがたっぷり含まれています。

耳の奥にある蝸牛は、体内でも亜鉛の蓄積量が多く、耳鳴りとの関連性が大きい器官です。亜鉛が不足すると、蝸牛の機能が低下して耳鳴りのリスクが高まるとされています。

また、イライラの解消に必要なミネラルとしてお馴染みのカルシウムは、神経の興奮を鎮める効果があるため、耳鳴りの改善・予防に必要な栄養素です。

蜂の子で耳鳴りが改善したという報告

私たちがストレスを感じると、「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌されます。蝸牛にはコルチゾールの受容体が多く存在し、耳鳴りに悩まされる人はコルチゾールの値が高い傾向にあることも判明しているのです。

岐阜大学医学部付属病院・青木光広臨床准教授らの研究グループは、蜂の子が耳鳴りに有効かを調べる実験を行っています。耳鳴りを自覚している被験者60名を2つのグループに分け、それぞれ「酵素分解した蜂の子入りカプセル」、「蜂の子の入っていないカプセル」を12週間摂取してもらいました。12週間後に血液検査をしたところ、蜂の子入りカプセルを飲んでいたグループは、コルチゾールの値が低下していることが確認されたのです。

また、問診を行ったところ、蜂の子を飲んでいたグループでは耳鳴りに伴う抑うつ感などの自覚症状が軽くなっている、という結果が示されました。

まとめ

蜂の子は、耳鳴りの改善・予防に効く栄養素が豊富に含まれている健康食品です。岐阜大学の実験では、蜂の子を12週間摂取することで耳鳴りの改善が見られたと報告しています。

耳鳴りの症状がある場合は、まずは医師の診察を受けるのが最優先です。その上で、日々の健康習慣として蜂の子を摂取することで、耳鳴りに悩む方の生活の質を向上させる効果が期待できます。